アメリカの市民革命についての考察
先日も話をしましたが、このアメリカの市民革命具体的にはアメリカ独立宣言で、現代に言われる人権の内容に近いものができあがりました。
このアメリカ独立宣言には、生命・財産および幸福追求の権利という自然権(法ができる前から天から自然に与えられた権利があるとするもの)・自然法・社会契約論に立つ政府の役割、人民主権、革命権などの、ロックの政治理論に強く影響を受けた思想が述べられています。このことは、後に話をしますが、法の支配という考え方とつながっていきます。
また、そもそもアメリカの独立はイギリスの植民地だったアメリカの、イギリスの議会に対する反発から始まったものです。この当時のアメリカは煙草の栽培等で、経済的にうまくいっていました。ところが、植民地たるアメリカに対して、イギリス本国が高い税金を課すようになりました。そこで、そんな高い税金はとても払えないということで、アメリカに住んでる人々がイギリスとは手を切って独立してしまえということになったわけです。
そこで、アメリカは合衆国として1776年7月4日に独立することになります。その後1787年にアメリカ合衆国憲法ができあがります。
このような動きは、そのままフランス革命に影響していきます。ですから次回ははフランスの市民革命について述べていきたいとおもいます。